第24回当番世話人あいさつ

地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構 日本海総合病院 循環器内科
菅原 重生

 一昨年より続くコロナ禍の中、診療だけでなく日常生活でもストレスの多い毎日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。第24 回東北心血管イメージング研究会の当番世話人をつとめさせていただきます日本海総合病院の菅原重生と申します。2021年3月13日(土)に開催の運びとなりましたので、一言ご挨拶させていただきます。
 本会は、もともとは2020年3月に仙台市内の会場で開催の予定として準備をすすめておりましたが、COVID-19の感染拡大により約1年の延期とし、さらに開催形式を現地集合形式からWEB形式へ変更として、何とか開催にこぎつけることができました。世話人の先生方には、大変お忙しい中、開催へのご助言、ご支援をいただき、ありがとうございました。また協賛企業の皆様にも、できる限りのご支援をいただきましたことに心より感謝を申し上げます。おかげさまで、一般演題12 演題に加えて、スポンサードセミナー、ランチョンセミナー、特別講演と充実したプログラムをそろえることができました。本会の伝統ともいえる自由闊達なディスカッションを大切にしたいとの思いから、発表や講演はすべてZOOMを用いたライブ形式とし、一般演題の質疑応答の時間をできるだけ確保し、顔の見える充実したディスカッションができるよう準備をすすめております。顧問の山口徹先生、本江純子先生にもWEBでご参加いただく予定であり、さらに特別講演の講師の上妻先生にも午後の一般演題へもご参加いただくこととなっております。皆様とともに活発なディスカッションができることを楽しみにしております。
 さて、PCIをはじめとする心血管インターベンション治療に関するデバイスや治療技術、薬剤療法などの最近の進歩は目覚ましく、本会がテーマとしている「心血管イメージング」がその進歩の一役を担っているといっても過言ではありません。そのような中で皆様とともにイメージングについての最新の知見を学ぶ場にしたいと考え、特別講演では「インターベンション治療におけるイメージングの役割」についてのご講演を帝京大学の上妻謙先生に、スポンサードセッションでは最近話題となってきている「FFR-CT」についてのご講演を三井記念病院の田邉健吾先生にお願いしております。さらに、ランチョンセミナーではイメージングデバイスメーカー4社に各デバイスの特徴について解説していただく予定です。機器展示は準備しておりませんので、ランチョンセミナーで各デバイスについての知識を深めていただきますようお願いいたします。
 今回はすべてのセッションをメディカル、コメディカルの共通セッションとし、さらにコメディカル部門の独自の企画としてCTに関するコメディカル特別講演を予定しております。コメディカルの皆様にも、ぜひ多くのセッションにご参加いただき、幅広く勉強していただければと思います。
 今回、本会としてはじめてCVIT の専門医・認定医の更新単位を申請し、ライブデモンストレーションを伴わない研修会1単位の取得が可能となっております。さらに、参加費の負担軽減(メディカル・企業は3,000 円、コメディカルは無料!)、ホームページによる情報共有の充実、直前でも参加できる参加登録システムの採用などによって、より参加しやすい会となるよう準備をすすめております。周りのスタッフの方々にもお声がけいただき、奮ってご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。
 直接お会いすることは叶いませんが、WEB を介した新しい形式の研究会で皆様とお会いできることを楽しみにしております。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。